【新規機器】組織分散装置 gentleMACS Octo Dissociator with Heaters の設置、およびトライアルキャンペーン（医学科限定）のご案内
2020年06月23日
〇機器名（メーカー）
gentleMACS Octo Dissociator with Heaters（ミルテニー）
〇用途
・組織からの単細胞懸濁液の調製
・組織からのホモジネートの調製（タンパク・RNA調製用）
〇概要（メリット）
gentleMACS Octo Dissociator with Heatersは、組織を分散し細胞を調製する実験に広く使用できます（シングルセルRNA-Seq、FACS、細胞を用いる各種アッセイなど）
・プログラムにより自動で再現性良く細胞調製を行うことが可能です
・組織ごとの分散用酵素試薬（Tissue Dissociation Kits (ミルテニー)）と組み合わせることで、細胞へのダメージを最小にし、かつ細胞を分離させる最適化されたプログラムを選択できます
（※自前調製した分散用試薬も使用可能です）
・8本同時に処理できるため、作業者の負担軽減や時間の節約になります
・タンパク質、total RNA/mRNA調製のための組織ホモジネートの調製も可能です
https://www.miltenyibiotec.com/JP-en/products/macs-sample-preparation/tissue-dissociators-and-tubes.html
〇参考情報
シングルセルRNA-Seq解析では、細胞が完全に分離され、かつ高い生存率を示す必要があります。10X GENOMICS社は、シングルセルRNA-Seqプロトコルにおいて腫瘍組織からのサンプル調製に本装置を使用しています
https://support.10xgenomics.com/single-cell-gene-expression/sample-prep/doc/demonstrated-protocol-tumor-dissociation-for-single-cell-rna-sequencing
〇設置場所
CoMIT棟5階 細胞培養室1 (0509A室)
〇設置設備・備品等
・安全キャビネット
・自動ピペッター
〇必要な試薬・器材（ユーザー準備物）
【単細胞調製】
・分散用酵素試薬（自前調製品、ミルテニー製品いずれも可）
・Cチューブ（専用品。下記トライアルキャンペーン参照）
・ピペットマン及びチップ
【ホモジネート調製】
・タンパク質、またはRNA抽出用溶解バッファー
・Mチューブ（専用品。下記トライアルキャンペーン参照）
・ピペットマン及びチップ
〇利用方法
・メーカーによる機器使用説明や技術的なサポートなどが受けられます。ご希望の方は下記トライアルキャンペーンをご参照ください
・機器予約システムより機器を占有する時間を予約入力してください
〇利用料
無料（将来的には有料化を予定しております）
〇お問い合わせ先
CoMIT Omics Center HP お問合せフォームよりご連絡ください。
https://www.coc.med.osaka-u.ac.jp/info/
■■トライアルキャンペーン■■（医学科限定）
本機器により調製した細胞を用いてCoMIT Omics Centerの受託サービス、または機器をご利用される場合、Cチューブ、またはMチューブを8本まで無料でご提供いたします。
また、ミルテニー社より細胞調製の方法など技術的なサポートを受けられます。ご希望の方は下記の要領でメールにてご連絡ください。
チューブはCoMIT棟5階 管理室でお渡しいたします。
＊ご利用後、結果・感想などフィードバックをお願いすることがあります。
宛先：coc-staff@comit.med.osaka-u.ac.jp
件名：gentleMACS キャンペーン
本文：(1) ご所属：
(2) ご氏名：
(3) 組織（生物種も含め、例のようにご記入ください）
組織名：＿＿＿＿＿(例)マウス腎臓
(4) Cチューブ、またはMチューブの必要本数（8本まで）
（＿＿＿本）
＊参考＊ 容量500 uL～10 mL/チューブ、組織重量20～4,000 mg（組織による）
(5) 利用するCOCのサービス（下記より選択してください。複数可）
（＿＿＿＿＿＿）
受託サービス：①シングルセルRNA-Seq, ②RNA-seq, ③タンパク質同定解析,
④サンガーシークエンス解析, ⑤その他（＿＿＿＿＿＿＿＿）
機器利用サービス：⑥FACS, ⑦低酸素インキュベーター, ⑧リアルタイムPCR,
⑨デジタルPCR, ⑩バイオアナライザー, ⑪TapeStation,
⑫その他（＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿）
